どうも、だいちーです。
今回は『読みたいことを、書けばいい。』を読んだ感想を記事にしました。
著者は電通のコピーライターとして24年間務め、現在はフリーランスとして物書きをされている田中泰延さん。
前書きで「文章のテクニック本ではない」と言い切っているように、この本では文章術といったテクニックではなく、面白い文章を書くための心構えについてユーモアたっぷりに書かれている。
なるほど、この本を読んで今後の自分の人生に役に立つかどうかはわからないw
でも、読んでいる間すっげー面白かった!
導入から「あなたはゴリラですか?」ってw
気に入った箇所をマーカーでなぞる時間も惜しいと思えるぐらいにどんどんページを読み進めてしまった。
だから、細かくは覚えていないんだけど、印象に残った点を記事にしたいと思います。
スポンサーリンク
なんのために書くのか
- 自分が楽しむため。ただそれだけである。
- 著者はすべての文章は自分のために書かれるものだと言い切っている。
- そういえば子供の頃、僕は絵を描くのが好きだった。アニメのキャラ、好きな特撮ヒーロー、車、虫・・・全て描いていて楽しかったから描いていた。描くこと自体が楽しかったのだ。
なにを書くのか
- 事象と心象が交わるところに生まれた文章=随筆を書く。
- 事象とはヒト・コト・モノなど、自分の外部に存在するものや出来事。
- 心象は感じたこと・考え・感動といったような自分の内側から湧いてきたものっていうイメージ。
- 事象に触れて、発生した心象を自分が読んで楽しめるように書けばいいのかな?と感じた。
だれに書くのか
- よく「ペルソナを想定する」とか、「たった一人に向けて書く」という文章術を見かけるがもっと簡単で確実なのは自分に向けて書くのだ。
- 一番に自分を楽しませるために書く。
- 誰かが書いていることを改めて自分が書く必要はない、それならば読み手に留まればいい。
どう書くのか
- 「つまらない人間」=自分の内面を語る人。と著者は書いている。
- 心象を語るためには、つねに人間の外部にある事象の強度が必要。
- 物書きは調べるが9割9分5厘6毛である。
- 一次資料は図書館がベスト。
- 「巨人の肩に乗る」⇒ 自分が思いついたことなんて数百年前に考えている人がいる。そこから先の話をしなければ意味がない。
- 感動が中心になければ書く意味がない。
- 「つまらない」「わからない」も感動の一種。
なぜ書くのか
- 書くことは生き方の問題。
- 書くことは他の何かを諦める事。
- 書くことで、読む、調べる、学ぶ、わかる、つながる、出会う。つまり、自分のために書けばいい。読みたいことを書けばいい。
まとめ
最後になるが、僕が特に「これは!」と思ったのが、著者はブルーハーツが好きだということ。
僕がなぜこの本のタイトルに惹かれて手に取り、「はじめに」を読んで「この本を読まなくては!」と思ったのか、理由がわかった。
本書の付録にある著者が書いた記事10選に見慣れたフレーズを発見した。
QRコードで著者のネット上の記事を読んで確信した。
なるほど、ブルーハーツ好きな人間が書いた本だったからだ。
読書感想文とかブログとか、書く機会はあるけれど何を書いたら良いかわからないという人向けに「書くこと」の心構えを伝授してくれる良書でした。
あわせて読みたい
スポンサーリンク
スポンサーリンク