どうも、コーチング勉強中のだいちーです。
先日、コーチングスクールの講座の中で、講師の方からこんなクイズが出されました。
「良いコーチになるために必要なことは何か?」
これ、すごい気になりませんか?
早く答えが知りたかったのですが、講師の方から少し考えてみるように言われました。
僕が考えたのは、
「クライアント(相談者)をどこまでも信じ抜くこと」
だったり、
「悲観的にならず楽観的に物事を捉える視点」
とか、
「豊富な人生経験」
など、色々な答えが頭の中に浮かんできました。
しばらく考えた後に、講師の方が答えたのは、
「クライアントとしての成功体験」
でした。
人は必ず変われる

講師の方は「クライアントとしての成功体験がある」ことが良いコーチになるために必要なコトだと仰いました。
それは、何故か?
ここからは僕が解釈したことを書いていきます。(一応講師の方にニュアンスを確認しているので大きく外していることはないはず)
コーチングは、相手に自発的な行動を促すためのコミュニケーション技術です。
行動をすることで状況が変化していき、目標を達成することが出来るのです。
しかし、人間にとって変化とは恐れの対象でもあるのです。
心理学で「ホメオスタシス」という用語があります。
日本語で言うと「恒常性」と言います。
「今のライフスタイルや環境をなるべく維持しよう」という心理のことです。
人はホメオスタシスによって、安定して快適な生活を送ることが出来ているのですが、悪い方に働いてしまう場合もあります。
- ダイエット
- 早起きの習慣
- 仕事のための勉強
などなど、新しく始めようとしたことがなかなか継続できず、三日坊主に終わってしまうという経験は誰しもあることでしょう。
ホメオスタシスという防衛本能が働くことで継続できず、元の状態に戻ってしまうのです。
このホメオスタシスが足かせとなり、
- 行動が起こせない
- 継続できない
- 習慣を変えられない
- わかっているけれど止められない
と、人は悩みを抱えることになります。
「クライアントとしての成功体験があるコーチ」とは、この人間に刻み込まれた防衛本能を乗り越えた経験がある人です。
この経験があるコーチは「人は必ず変われる」という信念を自然に身に付けることができるのではないでしょうか。
クライアントを信頼するためには、コーチの「実感」とか「実体験」が超大事

コーチはクライアントの気持ちに寄り添い、話を聴いていきます。
その中で、
クライアントが抱えている課題は、必ずクライアント自身の力で解決できる
という信頼感が必要不可欠になります。
このクライアントへの信頼感を発揮するためには、
コーチ自身の「クライアントとしての成功体験」によって、実感や実体験を伴った信頼感である必要があります。
「あの時の自分が出来たのだから、今目の前にいるクライアントもきっと出来るはず!」
心からそう思えるコーチこそ、良いコーチなんだと思いました。
まとめ
クライアントとしての成功体験が良いコーチを作る
良いコーチになるために、まずはクライアントとして自分の今の目標を達成したい!と感じさせてくれる講師の方の言葉をご紹介させて戴きました。
「行動したい!」とクライアントが思えるコーチングが出来るようになるまで頑張りたいと思います!