どうも、だいちーです。
最近コーチングスクールに通い、コーチングの勉強始めました!
そこで、今回は「コーチングとは?」について書いていきます。
- コーチングに興味があるけど、そもそもコーチングってどういうもの?
- コーチングを受けると、どういう効果があるの?
- 日常で使えるコーチングのスキルってどういうもの?
といった疑問を抱えている方の参考になれば嬉しいです。
本記事の内容
- コーチングとは?
- コーチングの基本、考え方、効果を解説
- 日常で使えるコーチングスキルを紹介
コーチングとは?

由来
コーチという言葉は、もともと「馬車」のことを指し、「その人が望むところまで送り届ける」という意味で使われていました。
そこから「人の目標達成を支援する」という意味で使われるようになりました。
基本
コーチングで扱うのは「自分のありたい姿」「やりたいこと」です。
そのためコーチングはティーチングやコンサルティングとは違い、コーチが相談者に質問を投げかけ、相談者の中で生まれた「気づき」によって相談者自身による目標達成に向けた行動を後押しします。
考え方
コーチングでは相談者自身やその周囲にあるリソース(経験・体験・実績・知識・情報・人脈など)を再発見し、活用することで目標達成を支援します。
そのため、コーチは相談者の持っている可能性を信じて、すべての答えは相談者自身が持っているという考え方に基づいてセッションを行います。
効果
- 頭の中にあるモヤモヤが言語化される
- 目標達成のための具体的な行動としてイメージできる
- 自分ひとりでは到達できないスピードで目標を達成できる
コーチングを受けると上記のような効果が得られます。
また、コーチングについて学ぶと下記のような効果も得られるのでコーチングを受けるだけでなく学んでみることをオススメします。
- 身の回りの人とのコミュニケーションが改善される
- 他人と自分の違いを認め、受け止めやすくなる
- 物事の肯定的な面に目を向けることが出来るようになる
日常で使えるコーチングスキル

コーチングの基本的なスキルとして
- 認める
- 聴く
- 質問する
- フィードバックする
があります。
コーチとしてこれらのスキルを使いこなすまでには膨大な時間をかけて習得しなければなりませんが、日常で使えるレベルでもコミュニケーションにおいて効果を発揮するはずです。
認める
まず、コーチングの大前提として相談者に対する存在承認があります。
存在承認とは、簡単に言えば相手の存在そのものを認めることです。
コーチは相談者への先入観を持たずに、目の前にいるその人そのものを認めなければいけません。
相手の発話を受け止めて、適切に反応することが大切になります。
これを日常生活で使うための方法としては、
- うなずく
- アイコンタクトをする
- あいさつをする
- 相手の言葉を繰り返す
とにかく相手の話に耳を傾け、適度に反応をして話を促すことで、話し手は自由にのびのびと話すことが出来ます。
「相手の言葉を繰り返す」とは、
話し手「この前○○をやって楽しかったんです!」
聞き手「楽しかったんだね!」
と、相手の言葉を繰り返して伝えることで話を聴いてもらえていると相手に思ってもらえます。
特に、話し手の感情を表した言葉である
「楽しかった・嬉しかった・悲しかった・驚いた・頭にきた」
などを拾って繰り返し伝えるとより効果的です。
人は誰もが自分の話を聴いてもらいたいものです。
人の話を上手く聴くことができるようになれば、それだけで人間関係に劇的な変化が現れるはずです。
聴く
コーチは相談者に話をしてもらうことで、頭の中が整理され気付きを促します。
そのため、この聴くというスキルはとても重要です。
アクティブリスニングとも呼ばれるような、相談者の気持ちになり切り相談者の感覚を共有するように話を聴きます。
この時、注意するのは相談者の言葉以外の言葉を聴き取るということです。
言葉と矛盾した仕草や態度を敏感に感じ取り、言葉の裏側にある相談者の真の感情を見逃さないようにします。
日常で使える方法としては、
- ペーシング
- 話を促す
- 沈黙
あたりが重要です。
ペーシング
話し手のペースに合わせることです。
話す速さ、声の大きさ、声のトーン、姿勢などを話し手に合わせることによって、話す人にとって話しやすい空気を作ることが出来ます。
話を促す
話し手により多く話してもらうために、聞き手が話を促すことが大切です。
具体的には
- それで?
- 他には?
- それから?
- 具体的には?
といったように、興味関心を持って話を促す言葉掛けになります。
表面的な言葉で話を促しても話す人に見抜かれてしまうので、大事なのは「あなたの話をもっと聞かせて!」という気持ちを持つことです。
沈黙
「会話中の沈黙が気まずい・・・」
つい、このように思ってしまうものですが、相手が考えている間はあえて沈黙を保つことも重要になります。
こちらの質問に対して相手が深くじっくり考えている様子が見受けられたなら、沈黙をして、相手の答えを待ちましょう。
ただ、沈黙してるだけはキツイ!
ということもあるので、
「ゆっくり考えて下さいね」
「少しお待ちするので、じっくり考えてみて下さい」
といった言葉掛けをすると良いかもしれません。
質問する
相談者はコーチから質問を受け、自ら考えを深めることで気付きを得られます。
そのため、コーチは相談者にとって必要な質問を的確にすることが大事です。
クローズドクエスチョン・オープンクエスチョン
「はい・いいえ」で答えられる質問をクローズドクエスチョンと言います。
反対に相手から「はい・いいえ」の2択ではなく、自由で幅広い答えを引き出すときに使う質問をオープンクエスチョンと言います。
クローズドクエスチョンは相手に決断してもらう時や、確認する時に使います。
コーチングでは基本的にオープンクエスチョンを駆使して、相談者が話したいことを十分に話してもらうことになります。
その際に大切なのは、「相談者自身が必ず答えを持っている」と信じる気持ちです。
フィードバック
相談者からコーチが感じ取ったこと、見えたこと、聞こえたこと、を客観的な事実として伝えるのがフィードバックです。
このとき、ネガティブなこともポジティブなことも正直に感じたままを伝えます。
そうすることで相談者は自分では気づいていない、今の自分の様子を客観的な視点で認識することができます。
方法としては、
まず前提として、相談者の許可を得て伝えることです。
Iメッセージを使って伝える
Iメッセージとは、主語を「私」にして伝えることです。
相手の今の様子を
私には、〇〇のように聞こえます。
私には、〇〇のように見受けられます。
私には、〇〇のように伝わってきます。
と、あくまでも「私」がどのように受け止めたのかを伝えます。
逆に、やってはいけないのが「YOUメッセージ」です。
YOUメッセージとは、主語を「あなた」にしたメッセージです。
あなた(から)は、〇〇のように聞こえます。
あなたは、〇〇のように見受けられます。
あなた(から)は、〇〇のように伝わってきます。
「あなた」を主語にしてしまうと、決めつけや押し付けのニュアンスが強まってしまいます。
日常の会話でも、YOUメッセージはなるべく使わない方が良いと言われています。
受け取った感覚で伝える(見える、聞こえる、感じる、伝わってくる)
フィードバックは、聞き手が話し手から「感じたこと」を率直に伝え、確認します。
私には、(あなたが)どこか辛そうな様子が伝わってきました。
注意点としては、
- 簡潔に短く伝える
- 思ったことではなく、感じたことを伝える
- 提案や主張の押し付けにならないようにする
あたりに気をつけて、話し手から受け取った言葉や言葉以外のメッセージを相手に伝え返します。
まとめ

- 相談者自身やその周囲にあるリソース(経験・体験・実績・知識・情報・人脈など)を再発見し、活用することで目標達成を支援する。
- コーチは相談者の持っている可能性を信じて、すべての答えは相談者自身が持っているという考え方を持つ。
- 頭の中にあるモヤモヤが言語化される
- 目標達成のための具体的な行動としてイメージできる
- 自分ひとりでは到達できないスピードで目標を達成できる
- 認める
- 聴く
- 質問する
- フィードバックする
コーチングのスキルは日常の人間関係にもとても役立つものです。
始めのうちは上手くいかなかったり、会話がぎこちなくなってしまうこともありますが、慣れていって自分のモノに出来れば豊かなコミュニケーションを築くことが出来ます。
ぜひ、今回の記事で挙げたコーチングの基本スキルを使って豊かな人間関係を築いてみましょう!