どうも、だいちーです(´-`).。oO
あなたは一日にどれぐらいの文章を書いていますか?
仕事でのメール、資料作成、ブログ、SNS・・・現代人は長い人類史上最も「文章を書く」機会が多い時代に生きていると言っても言い過ぎでは無いでしょう。
多くの人が好むと好まざるとに問わず文章を書く機会が与えられていると同時に文章を書くことへの苦手意識を抱いている人も多いのではないでしょうか?
- 「文章の書き出しが思い浮かばない・・・」
- 「文章を書くのが遅い・・・」
- 「喋りで伝えることは出来るのに、文章で伝えることが苦手・・・」
- 「そもそも何を書いて良いのかさっぱり分からない・・・」
僕もブログを書く際にパソコンを前に完全に指が止まってしまう経験があるので、本書の表紙にある「10倍早く書ける」の言葉に飛びついて本書を購入しました。
結果、この本は本当に買って良かったと思えるものでした。
文章を速く書くために必要な
「マインド」
「テクニック」
両方を惜しみなく披露している良書です!
今回は、本書の中から僕が印象に残っている点を記事にしました。
文章を書くことに対する苦手意識の原因
そもそも何故僕たちは文章を書くことに対してこんなにも苦手意識が働いてしまうのか?
それは僕たちがある恐ろしい「呪縛」に取り憑かれているからです。
「うまい文章を書かなくては」
「文章とはこう書くべきだ」
誰から強制されたわけでもないのに、強いて言えば自分自身で「うまい文章」を書くことを自らに強制してしまい、結果、白紙の用紙を前に手が止まってしまうわけです。
僕たちが日頃接する文章は、「新聞」「雑誌」「好きな作家の本」などお手本にするにはハードルが高すぎるものばかりです。
また、思えば小学生の頃から国語の教科書には名だたる文学の作家の作品が掲載さていました。
僕たちは小さい頃から、「職人技」とも言える文章が身近にあり、その文章をお手本として認識することで文章を書くことへのハードルをメチャクチャ上げてしまっていたのです。
「うまい文章」の呪縛から開放されるために、筆者は以下のポイントを述べています。
- 「起承転結」「正しい文法」「正しい句読点の使い方」を気にしない
- 自分自身が良く分かっていない言葉を使わない
- 文章の素材を集める
文章は「どう書くか」より「何を書くか」の方が重要
文章は「表現」(=どう書くか)より、「中身」(=何を書くか)の方がはるかに重要です。
文章の「中身」とはつまり「素材」のことであり、この「素材」となるのは次の3つです。
- 独自の事実
- エピソード
- 数字
例えば、「この本はスゴい!」とだけ書いても具体的に何がどうスゴいのか読者には伝わりませんよね?
これを素材を使って説明すると以下のようになります。
- この本は、10倍速く書くことが出来る方法が書かれている
- この本は、23年間一度も締め切りを破ったことがないブックライターが執筆した本だ
- この本は、アマゾンで星4.4のレビュー評価を受けている
このように素材を使って具体的に説明することで、何がどうスゴいのかが伝わりやすくなりますよね。
「素材文章術」5つのステップ
素材を使って速く書くための5つのステップを紹介します。
- 書く目的と読者を定める
- 素材を集める
- 素材を組み立てる
- 一気に書ききる
- 見直す
この5つのステップを踏んで文章を書くことで、適切な素材を使った伝わりやすい文章を速く書くことが出来ます。
本書ではこの5つのステップについて詳しく説明されています。
ぜひ、本書を手にとって読んでみてください。
まとめ:「うまい文章を書かなければ」の思い込みを捨てよう
文章を書くことだけに限らず、僕たちはあらゆる場面で
「もっと上手に」とか「完璧でなくては」とか「才能がないから出来ない」のような、
いわゆる「完璧主義」の罠に嵌って挫折したり、苦手意識を抱いてしまいます。
本当はもっと「自由に」「楽しんで」やってみても良いことが多いはずなのに・・・
この本を読んで、文章を書くことはもっと気楽なものであり、ちょっとしたコツを知れば今より速く文章を書くことが出来ることを教えてくれるオススメな1冊でした。
気になった方はぜひ手に取って読んでみてください!