どうも、だいちーです。
僕は現在の仕事柄、「悩んでばかりいて行動に移せない人」と関わる機会が多いです。
- 自分のやりたいことがわからない
- 自信がなくて行動に移せない
- やりたいことはあるけど失敗するのが恐くて挑戦できない
このような理由で悩んでいるまま、動くことが出来ない気持ちは僕も良くわかります。
僕にも「好きでもなくただ辛いだけの仕事」に就いてしまい、悩んでいるだけで何年も行動を起こせずにいた経験があります。
厄介なことに、悩めば悩むほど、時間が経てば経つほど、どんどん行動することが出来なくなっていきました。
僕が悩んでばかりで行動を起こせずにいた経験から、そういった時の対処法とか考え方を記事にしたので同じ悩みを持ったあなたの参考になればと思います。
目次
失敗を怖れ、行動できないのは無意識に「正解」を求めてしまっているから

行動を起こせないのは無意識のうちに「正解」を求めてしまっているからです。
- 大企業に就職することが正しい
- 1つの会社に長く務めることが正しい
- 30代までに結婚をすることが正しい
- コツコツと働いてお金を稼ぐことが正しい
- 仕事は我慢してやるもの
このような誰の基準で決められたのかもわからないようなことを「正解」だと信じてしまい、それを何の疑いもなく求めてしまい、手に入れてみて気付いたら自分が本当に求めていたものではなかった・・・
これって物凄く不幸なことです。
僕たちは正解を求めるように教育されてきた

では、なぜ正解を探し求めてしまうのか
それは学校教育が「正解を探すこと」をゴールとしてしまい、与えられた正解を見つけるのが上手い生徒を評価してきたからでしょう。
日本の小学校で教える算数は「1+1=□」「2+2=□」のように正解は1つしかありません。
しかし、海外では「〇+□=5」のように答えは「1+4」もあるし、「2+3」もある。
もっといえば、少数や分数を使えば答えなんて無限にあります。
日本の算数の問題は「たった1つの正解」を求めなくてはならず、
「正解はもともと決まったもの」
「唯一の正しい答えがあるはず」
といった視野の狭い思考を植え付けてしまっています。
学校だけでなく家庭でも同じです。
ほとんどの親は愛する子供に失敗をさせたくないという気持ちから、
「子供が挑戦する機会」を奪ってしまっているように感じます。
例えばこんな光景を良く目にします。
ファミリーレストランのドリンクバーで子供がコップにジュースを注ごうとしますが、なかなか子供は上手くコップにジュースを注ぐことが出来ません。
初めのうちはお母さんもジュースを注ぎたがる子供に自分でやらせてあげようとします。
しかし、次第にジュースがこぼれたり、カップを落としそうになったりと見ている方はヒヤヒヤしてきます。
すると、見ていられなくなった親が子供の手からカップを奪いジュースを注いでしまいます。
確かに、「ジュースをこぼさずに」「カップを落とさずに」「手や衣服を汚さずに」ジュースを注ぐことが出来たらそれは正解であり、良いことなのかもしれません。
でも、「子供が自分でジュースを注ぐ」という挑戦する機会を奪ってしまっています。
些細なことのように思えますが、学校や家庭でのこういった
「正しくやること」や「正解を求めること」ばかりが良しとされてしまい、
「自分で選択肢を創ること」や「失敗したとしても自分でやる」
といった試行錯誤の機会が少ないことが成長してからの、
「正解がわからないと動けない」とか「挑戦することを極端に恐れる」
ことに繋がっていると思います。
社会に出てからは何が正解かなんて誰にもわかりません。
それこそ自分の人生における正解なんてわかるわけがありません。
人生に正解はない

そもそも人生における正解なんて無いです。
正解がないなら、自分で選択肢を創るしかありません。
正解とは絶対的なものです。
自分の感情に関係なく既に決まっていることです。
それに対して選択肢とはいくつもあります。
それこそ無限にあります。
その無限にある選択肢から自分の感情を頼りに選択の幅を狭めていく必要があります。
- 「好き・嫌い」
- 価値観に「合う・合わない」
- 感動「する・しない」
- 達成すると「嬉しい・嬉しくない」
基準となるのは全部自分です。自分を頼りにしなければ選択肢は見出せません。
結局、大事なことは「自分を知ること」

自分が何を大切に思っていて、何をしていると心地良くて、どういう時に満たされているのか
つまりは、「自分の価値観を知ること」に尽きると思います。
僕は以前に働いていた仕事が嫌で仕方なかった時、
自分の価値観ではなく、いわゆる「世間の常識」に沿って行動を選択していました。
僕は大学を中退しているので、エントリーシートを書くような「就活」の経験がなく、自己分析とかもやっていませんでした。
自分の価値観を良く知らないまま社会に出て、何年間も上手くいかない生活を続けたことで次第に人生に絶望していきました。
20代半ば頃から「このまま憂鬱な気分で何十年も働くのは絶対に嫌だ」と思うようになりました。
このままではいけないと思い、自己分析に関する書籍を読んだり、映画を観たり、好きなバンドのライブに行ったりとするようになっていきました。
そうやって自分の好きな「モノ」や「コト」に触れる機会を増やしていきました。
- 好きな本を読む
- 好きな映画を観る
- 好きな人と多く会う
- 好きなバンドのライブに行く
など、とにかく自分が満たされ充実感が得られることを優先しました。
結果、自分も求めていたことが「人の成長に関わる」や「誰もが好きな仕事をして充実した人生を送るための力になりたい」と考えるようになり、キャリアコンサルタントの資格を取ることにしました。
まとめ:自分を知ること=自分に合った選択肢を見出すことで失敗を気にせず行動できる

僕は、「自分を知ること=理想に近づく選択肢を見出すこと」だと思っています。
自分の価値観が見えているからこそ、取るべき行動の選択肢が鮮明になる。
逆に言えば、自分のことを知らなければ、どの方向に歩きだしていいのかわかりません。
船で航海をするには目指すべき方角がわかるコンパスが必要です。
このコンパスが自分自身が大切にしている価値観です。
自分がこれからどうしていけば良いかわからない人は一度立ち止まり、自分を知ることに時間を掛けてみましょう。
自分が進みたい方向がぼんやりとでも見えてくれば、また自然と歩き出すことが出来ますよ。
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