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【賛否両論!あなたはどっち?】『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』感想・ネタバレあり

どうも、だいちーです。

早速観てきました、あの話題の映画。

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』

都内の映画館で。土曜日の17時過ぎ上映のためか、やはり館内は混雑しており、前列の方の座席も結構埋まってた。

ゲーム「ドラクエ5」をやったことがない人でも楽しめる映画とのふれこみだったが、確かにある意味その通りかもしれない。

しかし、100分の時間的制約の中で

親子3代に渡る壮大な冒険、

父親を殺されたり、

奴隷にされたり、

結婚したり、

タイムスリップしたり、

石にされたり、

実は息子が勇者だったり、

などなど、全て再現するのはまず不可能だろう。
非常に重厚なドラクエ5の物語を100分の映画作品に仕上げるためには当然端折らないといけない部分や、尺を考慮した改変も必要になる。

そういった点から、この映画はドラクエ5を題材にしてはいるが、

「ドラクエ5を映像化した映画」ではない。(←ここ重要です。今度のテストに出ます)

「あの頃、夢中になったドラクエ5が映画で蘇る!やったぜ!ひゃっほー(^o^)」

とはならない。ある事情によって。

詳しくは記事に書いたので「まだ観てないよ!これから観に行くよ!ルンルン♪」って人は映画を観終わってからまたここに帰ってきてください。

ちなみにドラクエ5を語るうえで鉄板ネタである、結婚相手は「ビアンカ派かフローラ派か」問題。

僕は断然ビアンカ派なので、これ以上何を議論するのかといった感じで、あまり話題にしたくない。

ドラクエ5にはもっと他に語るべきことがあるはずだ!と硬派を気取ってみる(´ー`)

 

 

あらすじ

少年リュカは父パパスと旅を続けていた。 その目的は、ゲマ率いる魔物たちに連れ去られた母を取り戻すこと。 旅の道中、遂にゲマと遭遇し、魔物たちと激しい戦いを繰り広げるパパス。 しかし一瞬のスキをつかれ、リュカが人質にとられてしまい、手出しができなくなったパパスは、リュカの目の前で無念の死を遂げる――

それから10年。故郷に戻ったリュカは「天空のつるぎと勇者を探し出せば、母を救うことができる」というパパスの日記を発見する。 父の遺志を受け継ぎ、リュカは再び冒険の旅にでることに。 立ちはだかるいくつもの試練、そしてビアンカとフローラ、2人の女性をめぐる究極の選択。 果たして冒険の先に待ち受けるものとは!?

映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』公式サイト

 

ここまでのあらすじだけを読むと、ゲーム「ドラクエ5」のストーリーを忠実にCG映像化した作品のように読み取れるが、そうではなかった・・・

この『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』には

とんでもない仕掛けが組み込まれていた。

 

以下、ネタバレを存分に含むので、これから鑑賞予定の方はこれ以上読んではいけない。

絶対に。

 

 

 

 

 

 

いいですか?

これからネタバレ書きますよー?

引き返すならまだ間に合いますよー。

 

 

もう、いいかーい?

(まーだだよー)

 

 

 

もう、いいかーい?

(もう、いいよー)

 

はい、書きますね。

以下、ネタバレ

ゲマを倒した主人公。そして、ラスボスであるミルドラースの復活を阻止するため、リュカの息子で伝説の勇者アルスは天空の剣をブン投げます。

よかった、これでめでたしめでたし。とはならず。

まぁ、なんだかんだミルドラースが復活して。戦って。なんだかんだ勝って、エンディングだろうなー。と思った瞬間、

「ん?」

なんか、リュカ以外フリーズしてる?無音状態だし。

え、これなんてスタンド攻撃?

ミルドラースは「ザ・ワールド」を唱えた。ピロピロピロ~♪

なんてくだらないことを考えてると、なんかニヤケ顔のペプシマンみたいなんが登場。

「え、あんた誰?部屋間違えてるよ」

「ミルドラースどこ行ったの?」

ってその場の誰もが思っただろう。観客全員の心が1つになった瞬間である。

まさに、「ザ・ワールド」が現実世界でも起こってました。僕たちが見ている映画館内で。

「な、何を言っているのk(略)」

一瞬だけど、本当に映画館内の時間が止まったように、満員に近い観客が一斉にピタリと静止していた。(それにしてもスタンド攻撃を食らうのは初めての体験。しかも、あのザ・ワールドだなんて、やれやれだぜ)

そんなポカーンな観客みんなに気を遣ってか、ニヤケペプシマンがイケボ(CV:井浦新)で丁寧に説明をして下さり。

実はこの『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』内で主人公リュカが冒険していた世界はバーチャルリアリティーゲームだったことが判明。

回想シーンが流れて、これまで映画の主人公を演じていたリュカは、過去に現実世界でドラクエ5をプレイしていたサラリーマン風のドラクエファンのオッサン(あえてこう表現します)だとわかる。

 

「は?」っていう反応になりますよね?

僕も「は?」ってなりました。映画館で。

周りのお客さんも「は?」ってなってました。確実に。

本日2度目の観客全員の心が1つになった瞬間だった。

まさに、ザ・ワールドが現実世界でも起こってました。僕たちが見ている映画館内で。

一瞬だけど、本当に映画館内の時間が止まったように、満員に近い観客が一斉にピタリと静止していた。

 

長々と書いてきたが、つまり、『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』は夢オチよろしく、バーチャルオチに堕ちる映画でしたとさ。めでたし、めでたし。

いや、まったくめでたくはない。

これが後に『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』がネット上で大炎上を巻き起こす「コトの発端」であるのだから。

 

個人的な感想(賛か否か)

どちらかと言えば、これはこれで”アリ”

賛否両論巻き起こっているわけでありますが僕の感想は

「限りなく”否”に近い”賛”である。

いや、”賛”というか”アリ”の方が的確な表現かもしれない。

なんとも中途半端な主張で申し訳ない。

後に書くが、この映画のレビューを見てもらうとわかる通り、ほとんどが賛否の”否”である。

 

 

↑Googleの検索結果もこの通り。

それなのに何故僕はどちらかと言えば”賛(アリ)”よりなのかと言うと、
映画を観る前の僕の期待値がそこまで高くなかったこともあるかもしれない。(ユナイテッドシネマの会員特典で無料での鑑賞だったし)

ただ、ゲームのドラクエ5自体は子供の頃とにかくハマり、スーパーファミコンとDS版合わせて何周クリアしたかわからない。

数々のゲームをプレイしてきた僕にとっても「ドラクエ5」は断トツと言ってもいいほど思い入れの強い作品だ。

だから、今回、映画作品という時間的制約を受けるうえで

幼少時代が大幅にカットされていることとか、

ゲレゲレとの戦闘中にビアンカのリボンを使う件が再現されていないこととか、

ゲレゲレがパパスの剣を守ってる件がないこととか、

ピエール(瀧じゃなくてスライムナイトの方ね)が仲間にいないこととか、

その他多くの気になる部分はあったものの「映画だから仕方ないか」と諦めもありつつ大人な対応で鑑賞していた。

 

問題のラスト15分について

現実だと思っていた世界が実は「バーチャルでした」とか「夢でした」とか「ある人物の精神世界でした」とかいった作品は本当に数多くある。

僕はそういった「この世界は実は〇〇でした」オチは大好物なので、大体の作品はそういった展開に心躍るというか、「やられたー!(喜)」と満足することが多い。

今回のドラクエユアストーリーの評価も「限りなく”否”に近い”賛”としたのも、

ただドラクエ5のストーリーをなぞって映像化するだけでは

「まぁ、思っていたよりは良く出来てたかな」程度の感想で終わっていたと思うからである。

それをこれだけ賛否両論巻き起こる作品に仕上げたチャレンジ精神(?)は、出来はともかく評価したい。

もともと、ドラクエ5の壮大な物語の魅力を形にすることはとうてい無理だろうと感じており、何かひと工夫なければ原作を限りなく薄めた、ただのゲームの劣化版が出来上がるだけだろうと思っていたこともあって僕がこの映画を観る前のハードルは限りなく低いものだった。

それをバーチャルオチにすることで、

「ゲームは虚構の世界だけど、物語を通して得られた感動やゲーム内で過ごした時間は無駄じゃないんだ!(キリッ)」

ってことを伝えたかったんだろうな。と、ギリギリ思える。

・・・というかそういう風に捉えないと割り切れないというのが正直な感想。

 

いろいろツッコミたいところ

「大人になれ」と言ってくるお節介ウイルス

まるで「ゲームばかりしてないで勉強しな!」っていうオカンかと。

または「趣味はゲームです」と言う若手社員に対して「まだゲームなんかやってるのか」と言ってくる昭和バリバリ最強No1.の職場の上司かと。

幼少時代をカット、嫁はフローラにする自己暗示オプションでVRをプレイする主人公

映画のクライマックスで主人公が冒険するドラクエ5の世界が実はバーチャルリアリティーゲームで、子供時代にスーファミのドラクエ5をプレイしていたオッサン(といっても30代ぐらいか)が体験型のドラクエ5をプレイしていることが判明する。

そこでオプションとして幼少時代カットと、妖精の試練にロボットを選ぶ、結婚相手にフローラを選ぶ自己暗示を掛けるといったオプションを選択。

いやいやいやいや、待て待て待て。

ちょっと、一旦そのカプセルから出てそこに座れと言いたい。

「お前本当にドラクエ5のファンなのか?」と問いたい。

フローラを選ぶ自己暗示をかけてたし、

「フローラとの子作りをVR体験したかっただけじゃないのか?」と問いたい。

しかも、妖精の国への試練でロボット(キラーマシン)と戦うってなんやねん!

あの迷いの森で迷いまくってアンクルホーンとかメガザルロックにボコられながら満身創痍でやっと辿り着くのが妖精の国だろうが!

 

「お前は本当にドラクエ5をプレイしたんか!?」

と、キャラメル味のポップコーンを頬張りながら僕は思いました。

 

印象に残っているシーン

占いオババに変身したフローラがリュカにかけた言葉

(C)2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会 (C)1992 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 

結婚前夜、フローラを選んだ(というかこの時点でビアンカは選択肢にない)リュカ。

占いオババがリュカに「自分の本当の気持ちに気づく魔法の薬」を渡す。

それを飲んだリュカはフローラを選ぶという自己暗示が解け、ビアンカにプロポーズをする。

そして、このリュカとビアンカの恋のキューピッドとなった占いオババの正体は実は、変身したフローラだった!という原作にはないオリジナル要素である。
(こんなの見せられたら次にプレイするときはフローラを選んでしまいそうになるじゃないか!)

この時の占いオババ(フローラ)のセリフ

「自分の気持ちを偽って手に入れた地位や財産に一体何の価値がある?」

フローラ見直したぞ。

このセリフをあの大金持ちの家に生まれ何不自由なく生きてきたであろうフローラお嬢様が言えるということに僕は感激してしまった。

今までゲームでほぼビアンカを嫁にしてきた僕は「次はフローラを嫁にする!」と勝手に決めたのだ。

妖精の助けを借りて子供時代のリュカに大人リュカがタイムスリップして会話をするシーン

ゲームの中でも特に好きなシーンであるが、ゲームにはない映画オリジナルのセリフが追加されていた。

確かゲームではゴールドオーブをすり替えた後に大人主人公が

「お父さんを大切にするんだよ」と子供主人公に言う。

この後、ラインハットに向かったパパスを襲う悲劇を知っているからだ。

これだけで泣けてくる。

この感動的なシーンが映画では

大人リュカ
「君はこれから沢山の辛いことが
あったらどうする?」


子供リュカ
「僕は負けないよ!
だってパパスの息子だもん!」

(確かこんな感じ、かなりうろ覚え)

やはり、文句のつけようがないぐらい感動的なシーンになっていた。

多くの苦労と壮絶な経験をした大人リュカが子供リュカに対して、これから起こる不幸の連続を哀れんで掛けた言葉だったと思われるが、逆に子供リュカの真っ直ぐな言葉に励まされるという構図に本当に目頭が熱くなった。

 

世間の評価(多くが怒りの声)

レビュー点数(2019年8月4日現在)

 

 

 

Yahoo!映画

★3.09(★5点満点)

ドラゴンクエスト ユア・ストーリー

 

今回の映画に対して怒りを覚えているドラクエファンが多いようだ。まぁ、気持ちは滅茶苦茶わかりますよ。

ワクワクしながらスーファミのコントローラーを握り、

波乱万丈な運命に翻弄される主人公に感情移入しながら、

ドラクエ5の世界を冒険してきた、あの頃の勇者たちが

キラキラした思い出の中のドラクエ5を期待して映画館に足を運んだのだろうから。

 

まとめ

(C)2019「DRAGON QUEST YOUR STORY」製作委員会 (C)1992 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

 

なかなか手厳しいレビューが多く見られ、なかでも「ドラクエ5ファンは観ない方が良い」という意見が多いけれど、僕は1度観て判断すると良いと思います。

もしかしたら、ドラクエ5ファンでも「これはこれでアリかも」と思えるかもしれないし、レビューの中には「ラストのあのオチまではすごく良かった」という意見も多いので。

ドラクエのモンスターがCGによってイキイキと動き回る様子や、

スピーディでスタイリッシュな戦闘シーンや、

大音響で聴けるお馴染みのあのファンファーレなど楽しめる要素も多くあります。

(それだけに最後に全てをひっくり返すあのオチに納得がいかないという意見が多いのも当然頷けますが・・・)

 

 

 

ABOUT ME
だいちー
田舎住みの読書好き人間。麻雀・映画・ボードゲーム・THE BLUE HEARTS/THE HIGH-LOWS/ザ・クロマニヨンズ好き。 21歳から27歳までをブラック企業で勤め「何かが間違っている」と感じてしまい、退職。フリーターをしながら国家資格キャリアコンサルタントを取り、現在はキャリア支援の仕事に就いています。 このブログでは趣味である読書から学んだことを中心に書いていきたいと思っています。 宜しくお願いします(^^)