『科学的な適職:鈴木祐』DaiGoさんもオススメする幸福を最大化する仕事の選び方

科学的な適職:鈴木祐

どうも、だいちーです。

今回は、鈴木祐さんの著書である

『科学的な適職:4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方』

を読んだ感想&まとめを記事にしました。

 

こんな人にオススメの本です
  • 就職、転職を控えている方
  • 今の仕事に「このままでいいのか・・・」ともやもやとしている方
  • 自分が何の仕事に就いていいのかさっぱりわからない方

 

正しい職業選択のための5ステップ「AWAKE」

「FIND JOB」と書かれたエンターキー

本書では前提として、「適職」を「あなたの幸福が最大化される仕事」のことだと定義しています。

そして、著者は4021もの膨大な研究データから「幸福な仕事選び」に役立つ可能性が高いテクニックをひとつの大きな流れにまとめ、以下の5つの体系化された戦略として紹介しています。

  1. 幻想から覚める(Access the truth)
  2. 未来を広げる(Widen your future)
  3. 悪を取り除く(Avoid evil)
  4. 歪みに気付く(Keep human bias out)
  5. やりがいを再構築する(Engage in your work)

以下、それぞれの項目を詳しく説明します。

 

1. 幻想から覚める(Access the truth)

窓に向かって伸びをする女性

「1.幻想から覚める」では、よくキャリアアドバイスで語られている以下の常識だと思われてきた考え方を最新のエビデンスを武器に真っ向から否定しています。

  • 「好きや得意を仕事にする」
  • 「伸びる業界や職種で選ぶ」
  • 「自分の適性に合った仕事を選ぶ」

 

【仕事選びにおける7つの大罪】

  1. 好きを仕事にする
  2. 給料の多さで選ぶ
  3. 業界や職種で選ぶ
  4. 仕事の楽さで選ぶ
  5. 性格テストで選ぶ
  6. 直感で選ぶ
  7. 適性に合った仕事を求める

 

2. 未来を広げる(Widen your future)

双眼鏡を覗く男性

「2.未来を広げる」では、視野を広げて適職を探すための発想のヒントとなる、

「仕事の幸福度を決める7つの徳目」を紹介しています。

これを見るとわかるように「職業・職種」ではなく「働き方・価値観」が幸福度を決める要素になっています。

【仕事の幸福度を決める7つの徳目】

  1. 自由:仕事内容や働き方に裁量権がある
  2. 達成:前に進んでいる感覚を得られる
  3. 焦点:モチベーションタイプに合っている
  4. 明確:なすべきこと、ビジョン、評価軸が明確である
  5. 多様:作業内容にバリエーションがある
  6. 仲間:組織内に助けてくれる友人がいる
  7. 貢献:どれだけ世の中の役に立っているかわかる

3. 悪を取り除く(Avoid evil)

オバケの影に襲われる人

どんなに幸福度が高い仕事に就こうとも、悪が蔓延する「最悪の職場」という環境の中では幸福度を高めるのは難しいです。

「3.悪を取り除く」では、仕事におけるネガティブな要素をできるだけ排除してから、選択肢を絞り込めるように「最悪の職場に共通する8つの悪」をランキング順で紹介しています。

【最悪の職場に共通する8つの悪】

  1. ワークライフバランスの崩壊
  2. 雇用が不安定
  3. 長時間労働
  4. シフトワーク
  5. 仕事のコントロール権がない
  6. ソーシャルサポートがない
  7. 組織内に不公平が多い
  8. 長時間通勤

 

4. 歪みに気付く(Keep human bias out)

歪んでいる街

「4.歪みに気付く」では、正しいキャリアを選ぶことが出来ない原因は

人間の脳に巣くうバグ=バイアス

であるとして、バイアスを取り除く4大技法を紹介しています。

【バイアスを取り除く4大技法】

  1. 10/10/10テスト:選択をした10分後/10か月後/10年後にどう感じるかをイメージする
  2. プレモータム:「仕事探しが失敗した場面」をイメージして、失敗した際の意思決定について原因や過程、対策を見直す
  3. イリイスト転職ノート:1日15分、自身の職選びに関する意思決定を客観的に振り返る
  4. 友人に頼る:「360度フィードバック・クローズドクエスチョン・親友イメージング」を活用する

 

5. やりがいを再構築する(Engage in your work)

建設現場

「5.やりがいを再構築する」では、

ジョブクラフティング自分の仕事を価値観にもとづいてとらえ直す手法

を紹介しています。

この考え方を表すエピソードとして著者は「3人の石切り職人」の話を例にあげています。

ある日、クリストファーは自身が設計を手掛けたセントポール大聖堂の建築現場を視察に訪れ、そこで働く作業員たちに「あなたはどんな仕事をしているのですか?」と尋ねて回りました。

この問いに対し、1人目の男は「石を細かく切ってるんです」と答え、続く2人目の男は「5シリングと2ペンスを稼いでるんです」と回答。

さもありなんと思いつつも3人目の男にも同じ質問をしてみたところ、彼だけはまったく違う答えを返してきました。

「私は美しい大聖堂を作っているんです」―。

 

いまの職場に大きな不満はないけど、「このままでいいのだろうか・・・」と悩んでいる人にぜひ試してみて戴きたいのが以下の行動計画です。

【仕事の満足度を高める7つの行動計画】

  1. ビフォー・スケッチ
    日々の仕事における時間とエネルギーの分配率を書き出す
  2. ビフォー・スケッチの省察
    ❶で作成したビフォー・スケッチを眺めて、【変化したところ・感じたこと・驚いたこと】の質問に答える
  3. 動機と嗜好のピックアップ
    動機と嗜好のリストを眺めてピンとくるものを選ぶ
  4. 課題クラフティング
    自分が考える仕事のイメージを新しい言葉で捉え直す
  5. 関係性クラフティング
    組織内の人間関係を改善するためのプランを書き出す
  6. 認知クラフティング
    日々のタスク全体に対するマインドセットを変える
  7. アクション・プラン
    これから具体的にどんな行動をとるかを考える

 

ジョブクラフティングの2大弱点

ジョブクラフティングは「仕事のやりがい」を再構築するのに効果的な手法ですが、著者は弱点として以下の2点を述べています。

  1. 情熱と目的意識を増やしすぎない⇒燃え尽き症候群を避ける
  2. 「やりがい搾取」に気をつける⇒「好きな仕事だから仕方ない」のバイアスに陥らない

 

まとめ

太陽に向かって両手を広げる女性

私たちは職業選択の際に、バイアス(偏ったものの見方)に惑わされてしまい、客観的な意思決定が出来なくなってしまいます。

そのため、自分にとって本当の適職に就くためには

  • なるべくバイアスを取り除いて
  • 意思決定の精度を上げ、
  • 「幸福が最大化される仕事とは何か」を徹底的に考え抜く姿勢

が大事であると感じました。

ぜひ、この本を手に取り、あなたにとっての「適職」について考えてみて下さい!

 

ABOUT ME
だいちー
だいちー
田舎住みの読書好き人間。麻雀・映画・ボードゲーム・THE BLUE HEARTS/THE HIGH-LOWS/ザ・クロマニヨンズ好き。 21歳から27歳までをブラック企業で勤め「何かが間違っている」と感じてしまい、退職。フリーターをしながら国家資格キャリアコンサルタントを取り、現在はキャリア支援の仕事に就いています。 このブログでは趣味である読書から学んだことを中心に書いていきたいと思っています。 宜しくお願いします(^^)